下水道施設工事 SPR工法
SPR工法とは
SPR工法は、老朽化した管路(下水道、農業用、工業用、排水など)を、新管と同等以上の性能を持った管路に更生させる工法です。
SPR工法の特徴
- 非開削で再生します。
- 通水しながら施工が出来ます。
- 管路の形が、円形・矩形・馬蹄形など、どんな断面形状でも更生が可能です。
- 長距離でも曲線でも製管が可能です。
- 更生後の流下能力は更生前の設計流量と同等以上になります。
- 更生後の管きょ強度は新管と同等以上に復元します。
- 更生管きょは耐久性、耐摩耗性、および耐薬品性に優れています。
SPR工法作業工程
【管内洗浄】→【製管】→【裏込注入】→【仕上げ】
老朽化した既設管の内側に、「自走式」や「元押式」の方法を用いることで非開削の状態で、硬質塩化ビニル材をスパイラル状にかん合しながら製管し、その隙間に裏込め材を注入します。こうして、既設管・裏込め材・プロファイルが一体化した強固な複合管を構築し、管路の機能を再生します。
SPR工法は国土交通省 NETIS(KT-990074-A)に登録されています。
関西建設工業の実績
関西建設工業は、『日本SPR工法協会』の正会員として登録され、SPR工法による管きょ更生にも実績を重ねております。
施工例1:猪名川流域下水道右岸第一幹線管渠改良工事
1 施工前
2 管内洗浄後
3 製管工基本システム
4 自走式製管機
5 製管状況1
6 製管状況2
7 製管状況3
8 管口シール及び注入口取付施工図
9 支保工兼浮上防止工 施工図
10 裏込注入工 施工
11 支保工設置
12 裏込注入1
13 裏込注入工 溢流状況
14 施工完了
15 施工後
場所 | 川西市栄町 |
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概要 | SPR工法 右岸第一幹線 L=857.6m 製管工 L=852.1m(更生管径φ1,500m/m) 裏込注入工、支保工兼浮上防止工、管内清掃工 |
施工例2:加古川分区第4工区下水道管渠更正工事
1 施工前
2 製管状況a
3 製管状況b
4 支保工設置
5 裏込注入
6 施工完了
場所 | 加古川市加古川町木村 |
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概要 | SPR工法 製管工 L=160.8m(更生管径φ2,400×1,680) (更生管径φ2,400×1,260) 裏込注入工、支保工兼浮上防止工、管内清掃工 |